文学フリマ事務局通信

主に文学フリマ事務局代表が書く雑記帳です。

文学フリマを終えて

まだ興奮さめやらぬ望月です。

いまブログ上ではものすごい数の文学フリマの感想やレポがあがっています。

はてなダイアリーでもキーワード「文学フリマ」をクリックするとずらーっと出てきますね。

本当にすごい反響です。


イベントとしては「ゼロアカ道場 第四回関門」は大成功だったと言えます。

ゼロアカの道場生チーム+道場破りチームの計8チームで合計3600部以上の同人誌を一日で販売したというのはまさに記録的な数字です。

また出店者アンケートやブログの感想をみていると「過去最高の売り上げでした!」という声も多く*1ゼロアカだけの文学フリマではなかったとも思います。


また、個人的な心情としては、二千人近い数の来場者を集めてもイベント運営に混乱をきたさずにやってのけたということの喜びが大きいです。

開催に至るまで「トラブルが心配だ」という声がかなり多く、自分としてはまるで「事務局は信用できない」と言われているようでつらかった。

中にはワンフェスの例まで持ち出す人もいて、内心では「来場者数は一桁違うしエスカレーターもない会場なのに、なぜそこまで周囲の危機感を煽ろうとするんだろうか」と憤りを感じました。

参加者が不安も持つこと自体が、トラブルを呼び込むもとになるからです。


一方で、これから2倍の規模の会場に移ろうとしている文学フリマ事務局が千人、二千人ごときで「心配だ」などと言われていたら先はないという思いもありました。

ゼロアカを成功させることは、そういう不安の声を一掃するチャンスでもあったわけです。

人員としては講談社BOX編集部の方々にお手伝いいただきましたが、混雑対応のプランはすべて事務局が考え、提案し、指示をしました。

その結果、決して大きいとは言えないあの会場に二千人が来ても大丈夫だったのです*2

ですから、これからも文学フリマ事務局に任せてください!

*1:来場者のアンケートで「すっかり散財してしまった」という声も多いです。

*2:ちなみに終了後に会場の警備さんが「こんなに凄かったのは記憶にない。はじめてだよ」とおっしゃっていました。もしかすると第七回文学フリマ東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎の動員記録を作ったのかもしれません。