文学フリマ事務局通信

主に文学フリマ事務局代表が書く雑記帳です。

蜷川幸雄演出『お気に召すまま』彩の国さいたま芸術劇場大ホール

彩の国シェイクスピア・シリーズ第14弾。

観ました。



さすがにこれで終わりじゃあ勿体ないので追記。

今回の『お気に召すまま』は女性役もすべて男性キャストが演じるという趣向。

その為か、客層は若い女性が圧倒的に多かった。

今回は演劇関係の方からお誘いをいただいて会場に来たので、連れがたくさんいて良かった。

これがもし一人とか男友達と二人とかだったら周囲の雰囲気に萎縮して劇を楽しめないところだった。

というのも、以前そういう経験をしたことがあるのだ。

それはかの“Studio Life”の『トーマの心臓』を野郎二人で見に行ったという無謀なチャレンジだったのだが、まあ、今は『お気に召すまま』の話をしなくてはいけないから、この件についてはまたの機会にしておこう。


そうは言っても、やはり今をトキメク成宮寛貴がロザリンド役を演じるというのが、この客層を呼び込んだ理由だろう。

正直なところ、これって要するに蜷川版Studio Lifeなんだなと感じた。


それとこれはネタバレ注意なのだが、

ラストの演出はイカれている。

いわゆるデウス・エクス・マキーナだけどぶっ飛んでいた。