『プレイボール』最終回
爽快だった!
言わずとしれたちばあきおの名作マンガだけれど、もともとは『キャプテン』があって、その枝分かれ的続編が『プレイボール』。
アニメとしては前作から実に四半世紀ぶりに制作される続編ということで、まずよく実現したものだと思う。
少し前に東京MXだったかTVKだったかで『キャプテン』の特別編*1を放送していて、たまたま見てその面白さに驚いた。
思えば『プレイボール』のアニメ化の話が出ていたから『キャプテン』を放送したんだろうけど、その作戦にまんまとはまってしまったわけだ。
何はともあれ、『プレイボール』は声優の純朴な演技やシンプルな作画など、驚くほど前作のテイストを生かした作りになっていた。
いや、原作のテイストを生かせば、おのずとそうなるということかもしれない。
『キャプテン』の監督だった出崎哲がそのまま総監督としてクレジットされているし、意識的にそうしているのだろう。
昨年10月~今年3月の間は「土曜6時と言えば『種デス』より『MAJOR』」な私だったから、それこそウェルカムなこと。
で、今日の最終回はタニグチの後輩たちだけでなく、好敵手の佐野まで登場して『キャプテン』を見ている人にはたまらない展開だった。
一方で、終わりなのに新キャラがフューチャーされて変だなとは思っていた。
いやはや。それが最後の最後で「公式サイトで重大発表!」なんてねえ。
それがコレhttp://www.anime-playball.com/ですか!
それにしても、むしろ実写のほうが『アストロ球団』とか『逆境ナイン』とか荒唐無稽野球モノをやって、アニメの方が『MAJOR』とか『プレイボール』みたいな実直野球モノをやるんだから不思議だ。
つまりちば兄のマンガを出崎弟がアニメにしたのが『あしたのジョー』。
ちば弟のマンガを出崎兄がアニメにしたのが『キャプテン』『プレイボール』というわけ。
なんだかまとまりのないまま、『プレイボール』はよかった、という結論で終わり。