文学フリマ事務局通信

主に文学フリマ事務局代表が書く雑記帳です。

『がくえんゆーとぴあ まなびストレート』

すごい。

なにがすごいって『まなびストレート』がすごいのだ。

テレ東で日曜深夜に放送中のアニメなのだが。

これは面白い!

第一話が非常によく出来ていて、最終回かと思うような盛り上がりだったので、かえって二話以降は低調になるんじゃないかと心配だった。

が、本日、第二話を見て確信した。

これはすごいアニメだ!


今期はもう『まなびストレート』で決まりである。

いや、はやくも2007年のベストと言ってもいいかもしれない。

正直なところ見た目はよくある萌えアニメと思われるかも知れない。

しかし、これはそんな矮小な枠からは大きく逸脱した作品だ。


凝ったOP・ED、クオリティの高い作画、安定感とチャレンジ精神を兼ね備えたレイアウト、テンポと間の緩急が効いた演出、感動を誘う脚本、そしてかわいいキャラクターたちが伝える深いテーマ性!

「学校とは何か」という古典的かつ将来的な問題を今日的な感性で描き出している。


また、アニメ的な文脈で語るならば『まなびストレート』は「普通の人間には興味ない!」と涼宮ハルヒに切って捨てられた「普通の生徒」たちに手を差し伸べる物語である。

どちらを肯定するかと言えば、断然まなびなのである。


「まっすぐゴー!」がまなびの合い言葉なのだが、ともかくこの勢いで最終話まで駆け抜けて欲しい。