文学フリマ事務局通信

主に文学フリマ事務局代表が書く雑記帳です。

文学フリマの日に同会場で行われるトークイベント

第九回文学フリマが開催される12月6日、同じ大田区産業プラザPiOの3Fにある特別会議室で

ジュール・ヴェルヌ活用法――奥泉光氏を迎えて」

http://julesverne.jpn.org/talkevent/index.html

というトークイベントが開催されます。

このイベントの主催は日本ジュール・ヴェルヌ研究会様です。

以下、引用して紹介します。

トークイベント ジュール・ヴェルヌ活用法――奥泉光氏を迎えて

ゲスト:奥泉光氏(作家)

パネリスト:新島進慶應義塾大学准教授)、石橋正孝(日本学術振興会特別研究員)


ヴェルヌ研究者が奥泉光氏に問う、現代作家にとっての二次創作という問題


人は読んだから書く――文学の歴史とは、絶えざる温故知新の運動である。中世以来のアーサー王物語群、あるいは近代のロビンソナードを参照するまでもなく、二次創作こそ、文学の王道なのだ。奥泉氏は、『「吾輩は猫である」殺人事件』や『新・地底旅行』といった実作によって、この逆説の正しさを証明してきた数少ない現代作家のひとりである。誰もが知っている(と思っている)古典をいかにして現代に生かすか、という課題に対する奥泉氏の解答が上記の二作品にほかならない。そこで共通してパスティッシュの対象となっているのは漱石であるが、今回は特に『新・地底旅行』に注目し、なぜヴェルヌが選ばれたのか、ヴェルヌ作品のどこが現代作家としての奥泉氏を誘惑し、また、「リライト」に向かわせたのか、といった点を、とりわけヴェルヌ研究の視点から本人に直接問い質す。

入場券配布について

当日、大田区産業プラザPiOの1Fにある大展示場では、同人誌即売会『第九回文学フリマ』が開催されます。その会場内におけるサークルスペース『日本ジュール・ヴェルヌ研究会』(配置番号Q-14)にて、11:00(文学フリマの開場と同時)よりトークイベントの入場券を配布いたします。券がなくなり次第、配布終了とさせていただきますので予めご了承下さい。(当日配布のみ。事前予約は承っておりません)当初は12:00からの予定でしたが、11:00からの配布に変更となりましたので、どうかご注意下さい。


入場券をお受け取りになりましたら、14:10から14:30までのあいだに3Fの特別会議室にご入場下さい。お席に限りがあり、先着順にご着席いただきますので、券をお持ちの方でもお立ち見となる場合がございます。券をお持ちでない方はご入場いただけません。


何かご不明な点がございましたら、事前にメールにてお問い合わせ下さい。


重要なお知らせ

トークイベントは日本ジュール・ヴェルヌ研究会が独自に企画・実行するものです。当イベントについて文学フリマ事務局様にお問い合わせをなさらないよう、お願い申し上げます。(なお、文学フリマ会場内にて入場券を配布することに関しては許可を頂きました。ご協力ありがとうございます)

お問い合わせ先は当該HP(http://julesverne.jpn.org/talkevent/index.html)をご確認ください。

このトークイベントの企画、運営は日本ジュール・ヴェルヌ研究会様で、文学フリマ事務局は協力団体という形になります。

文学フリマから周辺にイベントが派生するようになるとは。

これも併設の会議室が充実している、あの会場ならではかもしれません。

文学フリマともどもよろしくお願いいたします。