文学フリマ事務局通信

主に文学フリマ事務局代表が書く雑記帳です。

甲府へ

甲府にやって参りました。

仕事は明日の本番の下見だけで終わったので、午後は観光の余裕がありました。

まずは甲府駅からバスで武田神社に。

姫の井の水を飲みました。

それからバスで戻って風林火山博。

せっかくですから期間限定の展示をみておこうというわけです。


それからビジネスホテルにチェックインしたのですが、「こんなユニットバスで疲れがとれるか!」ってことで、またまたバスで湯村温泉街へ。

ホテル備え付けのタオルを持っていく念の入れよう。

どこかの旅館かホテルの温泉にいくつもりだったのですが、温泉街のど真ん中にボロ~い風呂屋が目に入りました。

ボロいけど北斎も描いた名湯だとか。

「鷲の湯」というところで、開湯伝承もある由緒ただしい湯のようです。

まあこっちは温泉に入るのが目的ですから、むしろ好都合。

ただしかなり年季の入った建物なんです、これが。

いちげんさんには厳しい風情の外観に負けじと、勇気を振り絞ってガラガラっとサッシ戸を開けました。

サッシ戸という時点でアレなんですが、靴箱のカギはやっぱり木の板でした。

そして私はお金を払って脱衣所に入った瞬間、「しまった!」と思いました。

そう、ここはホテルの風呂とは違うのです。

備え付けの石鹸もシャンプーもありません。

かたや私はタオルのみ持参であとは裸同然なわけです。

同然、というかまさに裸です。

風呂場にはいると先客が1人います。

五分刈りのおっさんで、ガッチリした銭湯セットを前に置いています。

私はおっさんのベテランのオーラに負けじと声を掛け、石鹸とシャンプーを使わせてもらうことに成功。

無事に温泉を堪能することができたのでした。

まあ、たかが風呂にはいるだけなのに、やたら勇気を使いましたが、温泉をたった380円(そう!なんとここはノーマルな銭湯価格だった!)で楽しめたから結果オーライです。

ホテルの入浴料はけっこうボッタクリ高価格設定ですから。


夕飯はもちろん、ほうとうを食べましたとさ。

明日に続く。