文学フリマ事務局通信

主に文学フリマ事務局代表が書く雑記帳です。

やられた

人に誘われて足を運んだこととは言え、今日は本当に最悪な出来の映画を観てしまった。

これまで高い授業料を払って、それなりに楽しめそうな作品とそうでないものを見分ける感覚を身につけてきたつもりだった。

そして、一見レベルの低い作品でも、そこにレベルの低いなりの楽しみを見出す方法も身につけてきたつもりだ。

それなのに、である。

今回は本当につまらないとしか言いようのない映画を観に行ってしまったのだ。


私を誘った友人も、「こんなのに誘っちゃってホントごめん」としきりに謝っていた。

ただ、私はわざわざ事前に東京グローブ座のチケットを予約までするという手間をかけた友人を責める気にはならなかった。

それにしても、よくあれほど軽薄な脚本で撮影を開始し、テンポの悪い編集で公開したものだと思う。

歌だけにしておけばよかったものを。