文学フリマ事務局通信

主に文学フリマ事務局代表が書く雑記帳です。

『雲のむこう、約束の場所』新海誠

ほしのこえ』で一躍有名になった新海監督の新作にして長編アニメ。

シネマライズ系列で比較的新しくできたミニシアター、ライズエックスにて観る。

スペイン坂の中腹あたりにあって、無理矢理映画館に改装した感じの変なところだった。

なによりすごいのはトイレへ行くのにスクリーンの真下にある通路を使うということ。

上映中に行けば館内にいる人全員に「お、あいつ我慢できずにトイレ行ってるぜ」と思われてしまうこと請け合い。

羞恥心の強い人は行けない。

というか鑑賞の妨げになるような気もするし、上映中は申し訳なくて行けないなあ。


美しいヴィジュアルだけでも観る価値のある作品。

あと吉岡秀隆萩原聖人の演技、序盤はアニメのアフレコに慣れていない感じで気になったが、後半になるにつれて馴染んできて気にならなくなるのも演出のようで面白く思った。

この二人ならいつNHKから「アガサ・クリスティーの名探偵ポアロとマープル」のオファーがきても、もう安心だ。